私とキリスト教

                   ..

 

イスラエル民族の祖と言われている、アブラハムとサラの息子イサクが生まれる前に、サラの召使ハガルとアブラハムとの間にイシュマエルという男子がいました。 (旧約聖書 創世記16章から2121節より)

イサクはユダヤ教徒の先祖となり、イシュマエルはイスラム教徒の先祖となったと、それぞれの宗教で語られてきました。イサクとイシュマエルの子孫はどちらも神の保護により、現代の紛争地および周辺地域にて民族として発展してきました。現在の惨状は世界中を巻き込んで、最悪の事態になるのではないかと本当に心配しています。

 私は25年前に家内の強い勧めで教会に通い始めました。そして讃美歌と聖書に出会いました。讃美歌は心にしみて、感動し、よく涙が出ました。

聖書は難しそうで、旧約聖書は数千年以上前に書かれたものですが、天地創造の神が人類を導き、そして人類の裏切り、過ちを現代の私でもなんとか分かるように記述されていましたので、頑張って読みました。

 古代のイスラエル民族の過ちと同じように、現代の国家も、一般人もまだ同じような罪を犯す事、新約聖書にあるイエスキリストが人間の罪を負うて死なれても、まだ人間は罪を犯す。

 私の結論―この世には悪魔、悪人は必ずいます。しかし神は許さないで、罰を与えて、死後も火で焼き殺す。中世の十字軍、キリストの名を借りた異教徒への迫害、我が国に対する原爆の投下等々、イスラム過激派のテロ以上全てに神の罰が下される。 しかし私の犯した罪も御許し下さいとお祈りします。

 それから20数年過ぎました。本当に苦悩に満ちた、又喜びに満ちた20数年でした。会社を辞め、家も無くし、信用も無くして・・・。

しかし51歳で(アブラハムは100歳)娘が生まれ、元気に育ってくれました。私も76歳になりましたが元気で良き友人も出来、まだ私でも望まれる企業もあり、家族のためにまだ仕事します。神様に感謝します。

 

 人間は誰しも生まれながらの使命があり、何があっても悪に打ち勝つ力を誰かが与えてくれると信じて残り少ない人生を頑張りたいと思います。